新潟県蒲鉾組合は、昭和14年(1939年)9月に新潟市内の12名の業者の代表が新潟県知事に発企届を出したことを始めとして、昭和15年(1940年)に佐渡を除く新潟県内を区域とした「新潟県蒲鉾工業組合」、同時に佐渡郡に「佐渡蒲鉾工業組合」が設立されたことをもって誕生しました。
江戸時代に始まったとされる新潟県の蒲鉾産業は県内を代表する産業の一つにまで発展し、新潟県は日本有数の生産地になりました。昨今、原料価格の高騰や消費者ニーズの多様化など、さまざまな課題に直面しています。これらの課題に向きあうべく、組合員一同でその伝統と実績を継承しつつ、時代の変化に対応していく所存です。また、消費者の皆さまにも、新潟県産の安全で美味しい蒲鉾をお届けできるよう、品質管理や商品開発にも努めてまいります。
令和2年(2020年)に設立80周年を迎えることができました。組合員、関係各位の皆さまには、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
令和5年12月
令和6年1月4日より事務所を下記のとおり移転しました。
新潟県蒲鉾組合は、毎年6月開催の総会及び年間10回実施の月例会に諮り以下の事業を運営しています。
SDGs、産業廃棄物管理、製造所固有記号制度、持続可能な水産加工・魚食普及推進に至る食と経営に関するテーマと全国蒲鉾品評会審査会出品推奨等組合員の褒章推挙等。
・新潟県水産海洋研究所協力による手付蒲鉾の技術研修
・HACCPを取り入れた衛生管理のための手引書の研修会
・水産練り製造業・技能検定(1級1名、2級5名合格)
最新技術・産学官連携・研究と実用のもと本年は以下実施
・水産海洋研究所との連携による「無リンすり身の研究開発」
・原料メーカーを招聘した最新すり身等の原料状況の講義
・1994年以降17回実施している海外研修
※2020年ミャンマー視察は中止となりました
・親睦のためのゴルフコンペ、新・忘年会の実施
・古町どんどん、新潟市水産物市場まつりへの参加
・チャリティイベントへのかまぼこ製品の無償提供
・80周年記念誌の発刊・ホームページ刷新
1980年より始まった「古町どんどん」へは、2003年から青年部が参加しており、現在まで続いている秋の組合恒例行事です。
2003年といえば、第56回全国蒲鉾品評会が朱鷺メッセで開かれた年であり、その準備や打合せ、渉外活動に参集していた組合青年部は、地元新潟のかまぼこ消費促進の継続的な啓蒙を目的として出店をしたといわれています。
「各種練り製品の試食即売ブース」と「手づくり揚げ物体験ブース」の2構成で、ご来場の多くの皆さまにご好評いただいております。